50th Anniversary of Joe Meek's Death

今日2月3日はイギリスの音楽プロデューサーJOE MEEKの命日で、亡くなった1967年から今年でちょうど50年にあたります。2月3日というとほとんどの人がBUDDY HOLLYの命日を思い浮かべると思いますが、ブリティッシュ・ロックンロール大好きな私はやっぱりJOE MEEKを偲びますね。

JOE MEEKの代表作はなんと言っても1962年にリリース、大ヒットした「TELSTAR」by THE TORNADOS。アメリカのチャートでイギリスのバンドでは初の1位獲得と快挙を成し遂げました。

昔、古い方のブログでも紹介しましたが、彼のバイオグラフィー映画「TELSTAR - The Joe Meek Story」が2008年に制作されました。DVDで発売されていますので、これを見れば彼の生い立ちがほぼ分かります。

私の旧ブログでも紹介してますが、このJOE MEEKのスタジオはノース・ロンドンのHOLLOWAYという町にあり、住所は304 Holloway Road。私が働いている会社のお店の3件隣です。スタジオがあった建物の壁にはプラークがあります。

私、今日はお休みなので1日JOE MEEKデーとして、JOE MEEK関連のDVD 2本立てにCD 3組(なぜか全部2枚組)を聞きますよ〜♪

映画「LIVE IT UP」はかなり大好きな1963年のイギリス映画です。JOE MEEKの音楽満載。HEINZもトライアンフを乗ってたり、GENE VINCENTも登場したりと、絵的、音楽的にも私にはググっと来ます。そのうち詳しく紹介します。

「TELSTAR - The Joe Meek Story」の方は昔、旧ブログに紹介してますので、よかったら見てください。
http://leathergirl.blog37.fc2.com/blog-entry-108.html

では最後に特にJOE MEEKサウンドの中でも大好きな曲をお届け。1959年、Golden Cage - John Fraser。

THAT BRITISH SOUND

私の大好きなCDシリーズ「THAT BRITISH SOUND」。これまた私の大好きな50年代後半から60年代半ばまでのBRITISH ROCK'N'ROLLが詰まったオムニバスです♪

先日VOL.13が出たのでさっそく購入しました！ジャケットはもちろん「ON THE BUSES」のあの3人…なのですが、後で説明します。

 

選曲はというと、なんと私の大好きな曲「IS IT LOVE?」by PAT WAYNE & THE BEACHCOMBERSがいきなり1曲目に。2曲目は1960年のイギリス映画「BEAT GIRL」のテーマ曲で始まる「THE CAVE」by THE SAVAGESのインストルメンタル。そして15曲目は気になる「MODS & ROCKERS」by THE RED HAWKS。

ライナーノーツを見ると、この「MODS & ROCKERS」の歌詞はイケてないそうです。私は最初のMods & Rockers Rockin' All Night Long...は聞き取れますが、あとは部分部分だけで、音楽とかダンスについて歌っているカンジっぽい。でもJIVE踊るのにいい曲♪

MODS AND ROCKERS by THE RED HAWKS

CDにはなんとTHE 59 CLUBと入っております。

頭に触れた 「ON THE BUSES」は69年に始まったイギリスのTVコメディで、映画も3本作られました。私はTVシリーズはほとんど見たことないけど、映画の方は大好き♪特に一番最初のヤツが。

 

メインキャラクターの3人。インスペクター(観察員)のBLAKEY、バスドライバーのSTANとコンダクター(車掌)のJACK。「THAT BRITISH SOUND」CDを出しているBLAKEY RECORDSはこのBLAKEYから来ています。 BLAKEYはいじられキャラです(笑)。

ロッカー・キャラも登場。STANの妹OLIVEの旦那ARTHURはなんとBSAに乗るロッカー。

全シリーズではないけど、いくつかのCDジャケットにはBLAKEYはじめ「ON THE BUSES」のキャラが使われてます。VOL.12のジャケットは「THE LEATHER BOYS」と思いきや、よく見るとBLAKEYが後ろにいたりします(笑)。

TELSTAR - Roger RaVern

1962年にJOE MEEKが手がけた英国の大ヒット曲「TELSTAR」を演奏した「THE TORNADOS」のキーボード・プレイヤーROGER RAVERNさんが先日お亡くなりになられました。そのROGERさんに去年のエースカフェリユニオンで出会ったときのエピソードです。

まずは「TELSTAR」のビデオ。 アメリカチャートで一位を獲得した初めてのイギリスの曲という歴史に残る曲です。

この「TELSTAR」の発売から50周年を迎えた去年9月、BATTERSEAにあるROCKERS、TEDDY BOYSが集まるパブ「THE PAVILLION」にて「TELSTAR NIGHT」が行われました。

「TELSTAR」の大ファンのRYOHEI ROCKERはTEDSとROCKERSが集まるパブ「THE PAVILLION」で行われたTELSTAR 50周年記念イベントに日本からはるばる来たのであります。しかも革ジャンの背中にTELSTARのペイントを入れて。

 
なんでもオリジナルメンバーであるドラマーが演奏するはずだったのですが、病気のため来れないとのことで超がっかり…。変わりに彼から手紙にてメッセージが読まれました。

そして1週間後の土曜日はACE CAFE REUNION。

この日はエースからミニツーリングがあり、BATTERSEA PARKへと移動。私と私の後ろにいたヨーロピアンのグループはいきなり最初の信号で団体からはぐれてしまったので、私が先導するハメになり、勝手にバタシーまでツーリング。しかし団体より早く着いてしまった。

バタシーパークでエースカフェのMARKとベルギーのロッカーFRANKYとRYOHEIくんとティーブレイク。そこでマークにTHE PAVILLIONでのTELSTAR NIGHTのこととRYOHEIくんの革ジャンについて話をしたり…。

BATTERSEAのあとはみなさんACE CAFEに戻りましたが、RYOHEIくんと私はLEWIS LEATHERS SHOPに行きました。

 

その後CAMDENのVICTORY MOTORCYCLESに寄ると、毎年団体で来てくれる59CLUB FRANCEの人たちに遭遇。

夕方6時過ぎにRYOHEIくんと再びACE CAFEに戻って来ました。

まずはフィッシュ&チップスで腹ごしらえ。(デカイので二人で1皿でちょうどいい…けど一人一皿ずつ食らってしまった)

そして外に出てみると、MARKがステージに出てきて何とTELSTARについて話し出しました。するとTHE TORNADOSのキーボードプレイヤーと紹介された人が何とステージに！！

THE PAVILLIONではちょっと裏切られたのもあり、予想外の意外な展開に大興奮！私とRYOHEIくんだけ大騒ぎ気味でした。周りの人たちには日本人２人で何騒いでんだと見られてたに違いない・・・。

両手を挙げて興奮中のRYOHEI ROCKER

その後バンドによりテルスターが演奏されたのですが、残念ながらROGERさんは演奏はせず、ステージの裏に降りて行かれました。

これは是非話掛けないと！ってことでステージの裏に回ってみましたが、誰かとお話しているので、なかなか話しかけるタイミングつかめず。話が終わったと思ったらエースカフェの建物に入ってってしまい、追いかける。うちらも中に入ってキョロキョロ見渡すとROGERさん発見！ついに話しかけました。

RYOHEIくんの革ジャンの背中のTELSTARのペイントを見せると、一緒にいた奥さんと一緒にすごく喜んでくれました。そして記念撮影♪

RYOHEIくんの革ジャンペイントがかなり気に入ってくれたらしく、なんと自らポートレートを出して来て、サインをして一枚づつうちらにくれました。

そこで思いついたのが、これはRYOHEIくんの革ジャンにもサインを入れてもらわねば！！とエースカフェのオーナーのMARKを捕まえて、革ジャンにサインしてもらうペンはないかとダメもとで聞いてみると、なんとオフィスからシルバーのペイントマーカーを持ってきてくれました！

MARKも興奮気味で、そういえばRYOHEIくんの背中のペイントとTHE PAVILLIONのTELSTAR NIGHTのことをBATTERSEAで朝お茶したときに話したことを思い出して、ROGERさんとRYOHEIくんを合わせなきゃって思っていたところだったそう。

THE PAVILLIONでのTELSTAR NIGHTではオリジナルメンバーが急遽来れなくてすごくがっかりした分、ACE CAFEでROGERさんに会えたのはすっごく嬉しかったです。しかもサインまで！

この２ヶ月後、SCREAMN' LORD SUCHのプラーク除幕式にROGERさんは再びエースカフェに訪れていました。きっと今頃は宇宙の果てから「TELSTAR」を奏でてることでしょう…。